信頼を勝ち取る最強のテレアポ技術——トップセールスに共通する3つの秘訣
2025.05.12

はじめに
テレアポで成果を出す上で、「信頼関係の構築」は欠かせません。テクニックやトークスキル以上に、“信頼される人”であることが、結果を大きく左右します。弊社では、年間100人以上のテレアポのコールスタッフの教育をしています。中には圧倒的な成績を出すトップセールスも多く、彼らに共通する技術を探る中で、ある3つの共通項に辿り着きました。
今回は、その「トップセールスに共通する信頼獲得の3大技術」をご紹介します。どれも今日から実践可能な技術ばかりです。
1. カクテルパーティー効果を活用する
カクテルパーティー効果とは、自分の名前や関心のある話題には自然と注意が向くという心理現象のことです。提唱したのはイギリスの心理学者チェリー教授。
この効果を営業で活用するには、お客様を「名前で呼ぶ」だけ。例えば「田中様」「山田社長」と、固有名詞で相手を認識することが大切です。「お客様」「ご主人」「奥様」「お兄ちゃん」などの表現では効果が薄れてしまいます。
法人営業でも同様。「御社」より「株式会社〇〇様」と呼ぶほうが、より強く相手に響きます。名前を呼ばれることで「自分に向き合ってくれている」という感覚が生まれ、信頼関係の第一歩が築かれるのです。
2. オウム返し(ミラーリング)で潜在意識に働きかける
「オウム返し」とは、相手の発言をそのまま繰り返すテクニック。
例:
お客様「昨日ハンバーグ食べました」→営業「ハンバーグですか!」
これだけですが、心理学的・脳科学的に極めて効果的。人は自分の話を聞いて欲しいという本能を持っています。適当に「なるほど〜」と返されるより、自分の言葉を繰り返してくれるほうが「ちゃんと聞いてくれてる」と無意識に感じます。
これは潜在意識レベルで「この人は信頼できる」と感じさせる強力な手段。トップセールスは必ずやっています。
例として挙げられるのが明石家さんまさん。ゲストの話を完璧に反応し、返し、共感する姿勢はまさに信頼獲得の達人です。
3. お客様を“好きになる”
最後にして最大の秘訣——それは「お客様に好かれようとするのではなく、自分が先にお客様を好きになる」ことです。
信頼関係は、好意の返報性で成立します。こちらが好意を持てば、相手も自然とそれに応えてくれるもの。
「どんな人だろう」「話しやすいかな」と条件付きで接するのではなく、出会った瞬間に「好き!」と思い込んで接してみてください。最初は難しく感じても、何度も意識して繰り返すことで自然とできるようになります。
そしてこの姿勢が、お客様の無意識に「この人は自分を大切に思ってくれている」と届け、強い信頼を生むのです。
まとめ
いかがでしたか?
信頼を獲得するための3つの技術:
カクテルパーティー効果を活用して名前を呼ぶ
オウム返しで“聞いてくれている感”を演出する
お客様を先に好きになる
どれもシンプルですが、トップセールスは当たり前のようにやっていることばかり。知らなかった方、意識していなかった方は、ぜひ今日から実践してみてください。
テレアポは「信頼」で決まります。そして信頼は「小さな工夫と積み重ね」で築かれるのです。
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