忙しいと言われたとき、テレアポでどう対応するか?──断り文句への“切り返し”完全ガイド
2025.05.07

目次
はじめに
テレアポの現場では避けて通れない“断り文句”。中でも最も頻出するのが、
「結構です」
「今、忙しいので…」
この2つです。
しかし、それに対して簡単に引き下がっていてはアポには繋がりません。
今回は、この2大お断りワードに対して、どのように心理的な壁を乗り越え、話を前に進めるかの“切り返し技術”を紹介します。
「結構です」と言われたらどうする?
結論から言えば、「すぐに引き下がらない」ことが絶対条件です。
「突然のご連絡、大変失礼いたしました。〇〇様に直接お伝えしたいことがあってお電話させていただいております。必要なければすぐお切りいただいて大丈夫ですので、少しだけお時間をいただけますか?」
・【ポイント】謝罪+“自由の提供”+一貫性の法則(Yesを引き出す)
・【補強】すぐに「ちなみに〇〇様、△△でお間違いないですか?」とYesで返せる質問で会話を開く
「今忙しい」と言われたときの正しい対処法
これも「結構です」と並んで多い断り文句。
しかし、注意すべきなのは、
「本当に忙しい」ケースと「忙しいという体の断り」
が混在していること。
重要なのは、“忙しさの真偽を判断しようとしない”ことです。
ビジネスで判断できないことは“決めない”。
相手が本当に忙しいかどうかを考えるのではなく、どの相手にも同じように切り返すのがベストです。
使える切り返しトーク
「お忙しいところ本当に失礼しました。ただ〇〇様にだけ、直接お伝えしたくてお電話いたしました。もし“本当に必要ないな”と思われましたら、すぐ切っていただいて構いませんので、ご安心ください」
このトークで心理的リアクタンス(強制されると反発したくなる心理)を避け、“聞いてもらえる空気”を作ります。
なぜ“自由”を与えると聞いてくれるのか?
人は「強制される」と反発したくなる性質を持っています。
・「ぜひ聞いてください」「これを聞いて損はありません」
といった強い言い切りは、かえって逆効果になることも。
代わりに、
・「いつでもお切りいただいて大丈夫です」
・「ドア閉めていただいて構いません」
という自由を提示すると、かえって“聞いてみようかな”という心理が働くのです。
これを心理学では**「心理的リアクタンスの緩和」**と呼びます。
忙しい相手にももう一押しするコツ
「忙しい」と2回断られたとしても、
もう一度だけ丁寧に切り返すことで、反応が変わることがあります。
・「そうですよね、本当にお忙しいところすみません。〇〇様にだけ直接…」
この“しつこすぎず、でも諦めない”姿勢が、他の営業と差をつけます。
結論:断られた“直後”が勝負どころ
アポが取れるかどうかは、
・「お断りの直後」
の切り返しにかかっています。
ポイントはこの3つ:
・共感+謝罪から入る(=心を開く)
・聞く・切るの選択肢を与える(=自由を尊重)
・Yesを引き出す質問でスイッチを入れる
この“構成された反応”を持っていれば、断りを突破する確率は確実に上がります。
テレアポは、センスではなく“設計された会話”で差がつきます。
次回から、冒頭の30秒で“流れを変える技術”をぜひ試してみてください。
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