家元制度と守破離
〜テレアポを「属人技」から「流派」へ進化させる考え方〜
2026.02.16
目次
はじめに
テレアポという仕事は、単なる作業ではありません。
再現性のある「型」を持つかどうかで、成果は大きく変わります。
私たちは最近、日本の伝統文化に根付く「家元制度」と「守破離」の思想を、テレアポ教育に応用できないかと考えています。
一見、茶道や武道の話のように思えますが、実は営業組織づくりと極めて相性が良い考え方です。
家元制度とは「人が育ち続ける仕組み」
家元制度の本質は、以下の構造にあります。
・思想がある
・型(技)がある
・成長段階がある
・教える人が育つ
代表例のひとつが裏千家です。
裏千家では、最初から意味を教えません。
「なぜこの動きをするのか」
「どんな精神性があるのか」
そうした理解は後回しにします。
まずは徹底的に型を身体に入れる。
意味より先に再現性を叩き込む。
これが「守」の段階です。
守破離とは何か
守破離は、成長の順番を示す概念です。
守
型を守る。
言われた通りにやる。
徹底的に再現する。
破
型を理解し、崩す。
応用を始める。
試行錯誤が始まる。
離
型から離れ、自分の型を持つ。
再現できる。
他人に教えられる。
重要なのは「順番」です。
守が固まっていない状態で破に行くと、迷走します。
破でうまくいかなければ、守に戻る。
守が身体に入っているからこそ、破が意味を持つのです。
そして面白いことに、離に至った人はこう言います。
「結局、最初の型が一番よくできていた」
一周回って原点に戻る。
ただし、意味を理解した状態で。
これが守破離の本質です。
テレアポにも、はっきり守破離がある
守:スクリプトを守る段階
テレアポにはスクリプトという「型」があります。
最初は意味を考えなくていい。
アレンジも不要。
とにかくその通りにやる。
実際、スクリプト通りに話した新人が、すぐにアポを取るケースは珍しくありません。
ベテランスタッフでも、新規案件ではまずスクリプトを守ることで成果が出ます。
余計なことをしない。
それが最短距離だったりします。
破:アレンジを始める段階
慣れてくると、
「ここはこう言った方がいいのでは」
「自分ならこう言う」
とアレンジを始めます。
これは成長の証です。
しかし問題は、守が固まる前に破へ進むこと。
その結果、
・アポが取れなくなる
・迷走する
・原因が分からなくなる
という状態に陥ります。
本来は、うまくいかなければ守に戻ればいい。
しかし守が身体に入っていないと、戻る場所がないのです。
離:自分の型を持つ段階
営業経験者なら、一度はスランプを経験したことがあるでしょう。
ある営業担当者は、最初にスクリプト通りで成果を出しました。
しかしクレームも多かった。
アレンジを始めた途端、迷走。
スランプは1年続きました。
そしてある瞬間、理解が訪れます。
「こういうことか!」
受注は伸び、クレームは消えました。
改めて最初のスクリプトを見ると、ほぼ同じ。
違いは一つ。
一言一句の意味を理解していたこと。
だからブレない。
だから教えられる。
これが「離」の段階です。
なぜ“真似”は危険なのか
破や離の段階にいる人の録音を、守が固まっていない人が真似すると、多くの場合うまくいきません。
なぜか。
そこには「理解」が含まれているからです。
表面だけを真似しても、再現性は生まれない。
だから順番が重要なのです。
テレアポを“流派”にするということ
テレアポは属人的になりやすい仕事です。
しかし、
・型があり
・思想があり
・成長段階が明確で
・教えられる人が育つ
状態になれば、それは「流派」になります。
個人技ではなく、再現性ある体系になる。
それこそが、強い営業組織を作る土台です。
守を徹底する。
破で磨く。
離で教える。
テレアポを「場当たり的な作業」から「体系化された技術」へ。
それが、家元制度と守破離から学べる最大の示唆です。
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