「年末年始で忙しい」という理由で断られないアポイントの取り方

2018.12.11

「年末だからアポイントを取るのは難しい」と電話をする前から思っていませんか?

11月下旬以降、テレアポをしていると良く言われる断り文句「年末で忙しいから時間取れません」。これを言われて、「やっぱり年末はアポイントとりにくいな~」と思っていませんか?

実は、「年末はアポイントをとるのが難しい」と思ってしまっている状態が問題なのです。

確かに、相手先の業種によっては、本当に年末が繁忙期で全く時間が取れない場合もあります。ただ、多くの企業は年末だからといって、「30~60分程度の時間が全く取れない」という状況ではありません。
相手先は、初めてかかってきた電話で、「面倒くさいな・・」とか「営業電話か・・」など多少なりともネガティブな感情を抱いています。そんな時、相手にとって都合のいい断り文句が「年末だから忙しい」なのです。

半ば、合言葉のような感覚で「年末だから忙しい」と言っているのです。

以前こんな事がありました。
WEB上の作業を外注として請け負っている会社様のテレアポを実施している時のことです。
アポイントのクロージングに移行しようとすると、「年末で忙しいから、時間取れないな~」と例の断り文句を言われました。
「年末だからアポイント取るのは難しいな~」とこちらが思っていたら、ここで電話を切っていたと思いますが、私は(そんな事はないだろう・・)と思っていましたので、次のように返してみました。

「お忙しいのはすばらしい事ですね!そうであれば、弊社WEB上の作業を御社の代わりに外注として行なっておりますので、御社のお役に立てるかもしれませんね!」

すると相手は、「確かに・・」という反応になり、

「来週の火曜日の14時から16時の間であれば大丈夫ですよ」
と言ってくるではありませんか。

まずは、アポインターの方の頭から「年末だからアポイント取るのは難しい」という考えを取り除くことが必要です。

年始のアポイントは、仮アポでもいいので日時を決めておく

上記のようには言いつつも、12月中の日程でアポイントを取るのは難しい場合もあります。
その場合は、年明けの日程でアポイントをとろうとするわけですが、ここでもまた相手にとって都合の良い断り文句が存在します。

「年明けになってみないと予定がわからない」

この断り文句を言われて、「わかりました。また年明けにお電話します」と返して電話を切ってしまってはいけません。
恐らく年明け電話しても、年末に話したことはほとんど忘れていて、再度ゼロから会話をスタートすることになります。ですので、日程調整を年明けに持ち越してはいけません。

「年明けになってみないと予定がわからない」
これは裏を返せば、「予定がはっきりしたら会っても良いですよ」と言っているのと同じことですので、その場で仮日程でかまいませんので、日時を設定しましょう。
次のようなトークで返すと良いです。

「承知しました。では年明けに日時の最終確認のご連絡をさせて頂いて、その際都合が悪ければ日程変更していただく形でかまいませんので、仮日程として今現在空いているお時間を頂戴できればと思います」

このような形で仮日程をもらいましょう。そして、可能であればメールアドレスを確認し、仮日程としていただいた日時と、年明けに確認の連絡をする旨をメールで送っておきましょう。会うこと自体には合意をしてくれているという既成事実を作ることが重要です。

そして、年明けに、年始の挨拶もかねて電話をしましょう。恐らく年末に話した内容をあまり覚えていないと思いますが、メールで仮日程を送っていて会うことには合意をしてしまっているので、日程変更はあっても、キャンセルになることは非常に少なくなります。

まとめ

相手にとって都合の良い、「年末年始だから・・・」という断り文句をうまく乗り越えて、年末年始の営業活動に穴を空けない様にがんばりましょう!!

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